「被リンクは死にました」
2013年中頃まではSEOといえば被リンクが全てと言われていたほど、被リンクの数、そして被リンクの質が優先されていました。
しかし2014年の現代に置いてこの常識は変わってしまいました。今回はこれまでの常識を踏まえた上で、これから行っていくべきSEO対策について考えていきます。
目次
2013年前までのSEO対策
- そもそも被リンクとは
- 被リンクが害になる
- ペナルティの対象となる被リンク
- 被リンクが死んだ原因
- ハミングバードをわかりやすく
- いい記事の定義
2014年からのSEO対策
これからのSEO対策はこれだ!
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2014年前までのSEO対策
そもそも被リンクとはなんなのか。
被リンクとは
被リンクとは、他サイトや他のページからリンクを張ってもらう作業です。
簡単に説明しますと他のサイトと連携することで、互いに高め合っていこう!
といった具合でした。
他のサイトと関連が強ければ強いほど検索でヒットしていたのが、今までのSEO対策でした。そしてその数が高ければ高いほどビックキーワードで上位に立てていました。
被リンクが害になる
スパム対策を統括するマット・カッツ氏によると
「スパムを本気で止めたいなら、少し意地悪に思えるかもしれないが、スパマーを再起不能になるまで叩きのめす必要がある。」このメッセージに対して、 [グーグル]の実験の巻き添えを食らった犠牲者は、アルゴリズムが止めようとした、あるいは、失望させようしたスパマーだけではない。
SEOコンサルタントとしての立場から言わせてもらうなら、徹底的に打ちのめされたのは、何をするのか分からない状態で、スパマーを雇ってしまった会社である。スパマーはとっくに次の犠牲者にターゲットを移している。
スパムに対抗するには、スパムが対応できないところ(コンテンツ)まで評価をしていかなければならないという具合に2014年現在の時点で落ち着いてしまったわけです。
ペナルティーの対象となる被リンク
スパム対策として現在「被リンク」に対するペナルティーが存在します。
ペナルティを大きく分けると「有料リンク」「不自然なリンク」「その他」に分けられることができます。このペナルティについて、バズ部さんがまとめていました。
有料リンク
テキスト広告
アドバトリアル(記事広告)やネイティブ広告
他サイトに配布されるプレスリリース内のアンカーテキスト
不自然なリンク
過剰なリンク交換や相互リンクのみを目的としたページからのリンク
自動化されたプログラムやサービスからの被リンク
さまざまなサイトに分散するウィジェットに埋め込まれたリンク
さまざまなサイトのフッターに分散して埋め込まれたリンク
その他
隠しリンク
質の低いディレクトリやブックマークサイトのリンク
フォーラムやコメントの署名に含まれる意図的なリンク
さまざまなサイトに分散するウィジェットに埋め込まれたリンク
さまざまなサイトのフッターに幅広く埋め込まれたリンク
もしもこの中に該当するものを行っている場合は、今後検索エンジンに乗らなくなってしまいます。SEM会社にSEO対策を行っている会社の人は特にこれを見て、自社サイトのSEOがどうなっているのかを確認する必要があります。
被リンクが死んだ原因
数が高ければ高いほど上位に食い込むことができていました。そうなってくるともちろん自分で数を増やすことだったり、その数を購入することのできるサイトが登場してくるわけです。
Googleの立場になって考えてみてください。質の悪いサイトがどんどん上位に食い込むことでユーザーが求めている情報を提供することができなくなってしまったのです。上位に組み込んでいるサイトは広告収入を目的としたサイトになってしまいました。
そこで上位の質を上げるために登場したのが「ハミングバード」と呼ばれる新しい検索アルゴリズムがでてきたわけです。
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ハミングバードをわかりやすく
Googleの言うハミングバードとは
グーグルによると、「正確であり、早い」ことが、ハミングバードが名称として選ばれた理由のようだ。
ハミングバードをおもいっきりわかりやすく説明すると…。
Google「いい記事を書けばみんないいって言うから、検索でも上位に表示するようにするよ!」
つまり私達が検索してサイトを見て「あ、このサイト何にもいいこと書いてないな」と思った瞬間「戻る」ボタンを押すと押しますよね。その行動をGoogleは監視しているということです。
とってもいい記事が書かれていれば検索したサイトを見続けますよね?
その行動がGoogleに反応されているということです。
いい記事(コンテンツ)の定義
簡単に良い記事っていうけれども、一体何を基準にしていい記事といっているのかわからないと思うので、バズ部さんのいい記事の条件を掲載しておきます。
バズ部が定義する良質なコンテンツの3つの条件
・ユーザーニーズを120%満足させる
・ユーザーが読みやすいように体系立てられている
・検索エンジンからみて読みやすいように内部SEOが施されている
これが現代のSEOに求められている条件です。
2015年からのSEO対策
昨年、私はコンテンツマーケティングは、単なる流行語や一時的なブームではないと言う姿勢を崩さなかった。2013年、私の指摘が正しいことが証明された。効果的なオンラインマーケティングを動かしていたのは、今年もコンテンツであった。
これからのSEOは「良いコンテンツ」を生み出す。これに付きます。それは「ページをじっくり見てもらえるコンテンツ」だったり「多くのユーザーがシェアするコンテンツ」など。
ページをじっくり見てもらえるコンテンツについては、Google Analyticsの訪問時の平均滞在時間を増やす努力などが当てはまります。
ブロガーさんはとにかく長く見てもらえる記事を書く。ということに着目して記事を書けば大丈夫です。しかし改行をはさみすぎてアメブロによくある日記みたいなサイトはGoogleに評価されないように、あなたが見たいと思えるサイトが一番のSEO対策です。
だから訪問者を思いやる心がこれからのSEO対策ではないでしょうか。
補足
訳の分からないところからリンクを買ったり、無料ブログなどを使ってスパム被リンクを生み出すより、良質なコンテンツを生み出したほうが結果的には良いということです。